バイオリンのスクロールについて!

先日出張から帰ってきて、工房にてバイオリン製作に行ってきました!

今回はバイオリンの頭の部分のスクロールの製作に取り組みました!

スクロールは写真のようにバイオリンの裏面と同じ素材を使い、一つの木のブロックから製作します。

現在は電動ノコギリや沢山の工具があるので製作しやすいですが、バイオリンの歴史は400年以上も前からあり、形もそこまで変わっておりません。電動ノコギリもない400年も前の世界で職人さんたちは少しずつ木を削り完成させた事はとても驚かされます。

ですのでやはり昔のバイオリンは昔になるほど歪に見えますが、それも納得です。

また、昔のバイオリンに関してはよくスクロールの部分も共通して色の剥げや、擦れている部分がありますよね?そこは今までにどれだけのプレイヤーが弾いてきたかが感じ取れます。

またスクロールは場所、地域、製作者によって様々な特徴があります。

スクロール部分の堀の深さや形などとても特徴的なので鑑定者はそこで判断していると言っても過言でえはありません。

基本昔のバイオリンはネックの部分はかなり弾いていると摩擦でどんどんすり減ってくるので継ネックという修理で新しくされているのが一般的です。

なのでよく昔のバイオリンではボディー本体とスクロールが別々の人が作っていてボディーは本物、スクロールは偽物といったこともあります。

そういった見極めるのが鑑定者の仕事でもあり、製作者の特徴をちゃんと理解してないといけないというのも事実です。

製作者から言わせてもらうと腕の見せ所でもあるので溝を掘っていく作業に入ると緊張します!笑

また発展次第随時更新していきたいと思います。


シカゴ交響楽団

日経産業新聞に掲載されました

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